ベランダの小さな世界 [自然]
私のマンションのベランダは大して広くないが、大小あわせて15の鉢植えがある。その一つが、以前このブログでも紹介した柚子の木だ(2012年5月12日付)。とっくに花は散り、葉のつき具合も未だ勢いがない。しかも、ところどころ食べられた痕があり、黒い小さな糞のようなものも付いている。昨日よく見たら何と大きな青虫がいた(写真↑)。葉っぱと同色で全く気がつかなかった。ネットの図鑑で調べると、どうやらアゲハチョウの幼虫で、その成長の最終段階(5齢幼虫)にあるようだ。この木で蛹になり羽化するだろうか。
また、このブログのスタート初日に、寒中に凜と咲く白梅のことも紹介した(2012年2月29日付)。今は青々と葉っぱが生い茂っているが、実がなっていることは気づかなかった。昨日ふとみると、隣の鉢の上に梅の実が落ちていた(写真↓)。小さな鉢に埋めてみたが、そのうち芽が出てくるだろうか。
最近咲き始めたのはランタナだ(写真↓)。この花は多年草で、非常に生命力が強い。何年も前に小さな鉢植えを買ったのだが、今や根元近くの幹は結構太くなっている。以前は水遣りもいい加減だったので、多くの草木が枯れてしまったが、これはそういう過酷な条件下で生き残った数少ない木の一つだ。枝が四方八方に広がりすぎるので、昨冬、シーズンが終わったあと、大胆に剪定して、一時期は貧弱な枯れ木のようにしか見えなかったが、ここ1、2ヵ月で急速に枝が伸び、葉が付き、花が咲き始めた。
小さなベランダにも、さまざまな生命があり、ドラマがある。
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