八戸の夕景 [日本]
先週末、かつての教え子T君を訪ねて八戸へ行ってきた。実を言うと青森県は初めてだ。土曜日は午前中仕事だったので、午後、新幹線に乗って約3時間、5時過ぎに八戸に着いた。(乗り換えもなく、私の実家、金沢に行くよりもよほど便利で近い。)そのあと、出迎えに来てくれたT君の案内で、種差(たねさし)海岸、葦毛崎(あしげざき)展望台を訪ねた。いずれも約1年前、三陸復興国立公園に指定されたという。夕暮れ近くということもあり、種差海岸はあまり人がいなかった。太平洋側は東なので日没は直接見えず、夕やけもあまり濃くない。しかし、葦毛崎展望台では西側の空も望めるため、夕やけが見事だった。そのことを知っているのか、われわれ以外にも三々五々、来訪者がいた。
このあと、市内の繁華街にある居酒屋に向かったが、途中、八戸港の全景を見渡すことができるスポットがあり、ここの夕やけもよかった。特に、八甲田連峰のシルエットがくっきりと見えたのには感激した。居酒屋では東京ではあまり聞かないような魚介料理を美味しく食した。町の雰囲気や家並みは北海道と似ているように感じた。スナックが結構あり、居酒屋でもホステスさんと思しき女性を何組か見かけた。T君によれば、八戸では比較的高収入を安定的に得られる仕事となると公務員関係になってしまうとのこと。多くの若者が東京など大都会を目指すのも理解できる。しかし、それが日本全体の豊かさや発展にとって長期的にプラスなのかと言えば、どうもそうではないような気がしてならない。そんなことをあれこれ考えた八戸の夜だった。
<種差海岸>
<葦毛崎展望台>
<八戸港の夕景>
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