晴海、豊洲-2020東京オリンピックの地 [散歩]
9月の初め、都心から葛西までクルマで行った帰り、カーナビが指示するままに従ったところ、初めてのルートを通った。湾岸道路を西に進み、新木場や辰巳で右折するのではなく、東雲まで行って右折したのだった。出不精な私にとって、左右に広がる有明・東雲や豊洲、晴海の光景は目新しいものだった。改めてのんびりと訪れ、写真を撮ってみたいと思った。
その後、9月8日(日本時間)、2020年のオリンピック開催地が東京に決まったが、世情に疎い私は、この辺りが選手村をはじめとして、オリンピック開催の中心地になるらしいことをはじめて知った。だったら、なおのこと見てみたいと思い、昨日(金曜日)の午後遅く、地下鉄と徒歩で訪ねてみた。
まず、地下鉄有楽町線で月島まで行き、そこから勝ち鬨方向に歩き、晴海通りを左折し、黎明橋、晴海大橋、木遣り(きやり)橋まで歩いて引き返した。晴海大橋や木遣り橋は少し古い地図には載っていないので、最近できたのだろう。この辺りに来ると高層ビルや建設中の施設が目立つ。築地市場が豊洲に移転するという話はニュースでは知っていたが、今回その建設現場を見て、ああ、ここなのかと理解した。途中、ゆりかもめの(おもちゃのように見える)モノレールも横切った。
幼いころ、テレビアニメ「鉄腕アトム」の中で、高層ビルが林立し、透明チューブのような道路が張り巡らされた「未来都市」の間をアトムがすいすいと飛び回っていたことを記憶しているが、歩きながら、一つにはそんなシーンを思い浮かべていた。そして、もう一つ思い浮かべたのは、2020年のオリンピック開催地が東京に決定した翌日、フランスのル・モンド紙1面の漫画にあった«Pour oublier Fukushima»「福島を忘れるために」という1コマだった。
<晴海4丁目から豊洲6丁目方向>
<晴海4丁目から晴海2丁目方向>
<晴海大橋から豊洲6丁目方向>
<晴海大橋から豊洲大橋、レインボーブリッジ方向>
<晴海大橋からスカイツリー方向>
<豊洲6丁目>
<木遣り橋から東雲運河>
<木遣り橋から豊洲新市場(仮称)>
<ゆりかもめ「新豊洲」-「市場前」間>
<晴海大橋から豊洲大橋、レインボーブリッジ方向>
<2013年9月10日付け、Le Monde紙>
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