シンガポール-国立博物館、アジア文明博物館 [シンガポール]
2013年3月17日から31日にかけて掲載したシンガポール出張記の続編である。出張の最終日(3月15日)、日本へのフライトが深夜発便だったので、日中は博物館巡りをして過ごすことにした。午前中はチャンギ刑務所礼拝堂・博物館を訪れたが(2013年3月31日付、当ブログ参照)、午後は国立博物館(冒頭の写真)とアジア文明博物館を訪れた。
<国立博物館>
国立博物館は、フォート・カニングと呼ばれる丘陵地にあるモダンな建物だ。ただ、入口や券売所の場所がわかりにくく、ライフスタイルギャラリー(映画、写真、食事、ファッションなどの部屋に分かれている)も正直言って期待外れだった。中心は、歴史ギャラリーだが、入口で音声ガイド機器をもらわなかったので、ただ見て感じるだけに終わってしまった。入場するとき、展示物に説明はついていませんよと忠告を受けたのだが、どうも私は音声ガイド機器を聞きながらのんびり回るというのが苦手なのだ。また、IKEA方式を真似たのか、順路通りにちゃんと回らないと、引き返したり、途中で出たりするのが大変だった(笑)。
内容面では、この国の歴史がいかに新しいかを再認識させられた。最も古い時代の遺物は14、15世紀の陶器のかけら、シンガポール川から発見されたという解読不能な文字が刻まれた白い石などであり、絵画、写真、遺物などが増えるのは、19世紀、イギリスに植民地化されて以降だ。日本占領時代に関する展示もあったが、どのように説明されているのか、音声ガイド機器なしではわからなかった。
<アジア文明博物館>
アジア文明博物館は、シンガポール川の河口近くにある。シンガポールの歴史に関する展示、パネルのほか(Singapore River Gallery)、東南アジア(Southeast Asia Galleries)、西アジア(West Asia / Islamic Galleries)、中国(China Gallery)、南アジア(South Asia Galleries)という地域別に分かれた展示室には、かなり充実した展示物、説明パネルが並んでいた。
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