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アルビ(1) [フランス]

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フランスには、「フランスの最も美しい村」(Les plus beaux villages de France)という協会がある。遺産・遺跡を有する美しい村を厳格な基準の下に指定し、その観光促進に努めている。

http://www.les-plus-beaux-villages-de-france.org/fr/toutes-actus

ロマネスク式建築が多く残る南西部や南部に多いが、クルマがないと行けないところばかりなので、残念ながら私は訪ねたことがない。私がフランス滞在中に旅行したのは列車で行ける町や市(ville)ばかりだが、その中で「最も美しい村」のイメージに近いのは、たぶん南西部のアルビ(Albi)ではないかと思った。

 

この街に行こうと思ったのは、2010年の夏、テレビのニュースを見ていたら、ユネスコの世界遺産への登録が決まったとの報道があったからだ。ちょうど、トゥルーズへの旅行を企画しており、そこからは半日あれば、十分に行って帰れそうだった。そんなわけで、20108月のとある朝、私はアルビ駅に降り立った。

 

少々まごついたのは、他に降りた乗客はほとんどおらず、駅前に観光案内標識のようなものがなかったことだ。観光案内所もない。周囲を見渡したところ、遠くに教会の尖塔と思しき建物が見えたので(写真↓)、とにかくその方向に向かって歩くことにした。

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いくつか道の分岐点があったが、この尖塔を目指して間違いなかった。やがて、この街の観光名所の一つ、サント・セシル大聖堂にたどり着いた(写真↓)。まるで要塞のような造りの巨大な教会だ。

 

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フランス観光開発機構のホーム・ページによると、次のようにある。「町の中心部の丘の上にそびえ立つサント・セシル大聖堂(全長113m、高さ40m、幅35m)は、かつてこの地方の異端派カタリ派を制圧したアルビ十字軍の後に教会の権力を誇示する目的で建設された南仏ゴシック様式の要塞風の教会で、内部には16世紀に施された彩色が今日も保存されています。レンガ造りの聖堂としては世界一の規模を誇り、1282年から1480年にかけて建設されました。」

 

実際、外壁に施されたレリーフや内部のさまざまな装飾は歴史の重みと荘厳さを感じさせ、また、内部装飾は鮮やかな彩色がところどころ施されていて感銘を受けた(写真↓)。

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サント・セシル大聖堂だけでも十分堪能したが、アルビの見所はここだけではない。

 

(次回に続く)

 


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