皇居東御苑 [散歩]
このGWは自宅での仕事と近場の散歩で過ごしているが、5月5日の午後、大手町方面に散歩に出かけた。特に予定はしていなかったのだが、なり行きで平川門から「皇居東御苑」(月金を除く昼間、無料開放)に入り、結局そこで写真を撮って過ごした。
歩いてみると、木々や花々の種類の多さ、行きとどいた手入れにまず驚いた。大手町のビル群を間近に望む緑はぜいたくだ。さらに、「皇居」というより「旧江戸城」の雰囲気が色濃く残っている。ここは旧江戸城の本丸、二の丸等の跡地であり、天皇皇后両陛下の御所があるわけではないので、それも当然かもしれない。そして、歩きながら、日本史における連続と断絶、形式と実質について、あれこれ考えが及んだ。
徳川家康は天皇から「征夷大将軍」という役職を委任されて江戸幕府を開き、それが「大政奉還」され、「王政復古」となったあと、天皇が旧江戸城に住むというのは形式的には問題ないのかもしれない。いずれにせよ、明治維新を機に日本は良い方向に変わったと思う。では、戦前と戦後についてはどうか。戦後日本の平和や経済発展という成果を否定することは難しい。しかし、そうした「戦後体制」を変えようとする動きが強まっている。戦後の改革が占領下で行われたからと言って、あるいは国際環境が変わったからと言って。私自身は、前者についてはあまり理由にならず、後者については再考の余地ありと考えているが、自問が続く。
2015-05-06 09:31
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