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冬の北陸-金沢、内灘(1) [自分]

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週末、金沢の実家に帰省した。飛行機を利用したが、小松空港から金沢駅までバスに乗るので、結局、金沢駅を経由することになる。駅舎の一部は北陸新幹線開業を目指して工事中だった。また、駅前に小さなプレハブのスペースがあり、何かと思ってみると、新しい新幹線のファーストクラス車両に装備される座席が展示されていた。「グランクラス」というのだそうだ。「グラン」(grand)という以上、「クラス」(classe)もフランス語だろうか。だったら、「クラス」は女性名詞なので、「グラン」ではなく、「グランド」(grande)でなければならないはずだが、・・・。しかし、敵も然る者、「グランクラス」のホームページを見るとつぎのような説明が載っていた。日本語って便利、というかいい加減だ(笑)。

 

フランス語で「大きな」の意味を表す「Gran」と、英語の「Class」を由来とする造語で、高級感に加え、大きな特徴であるゆとり・居住性を表現しています。

 

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駅からタクシーに乗った。運転手さんと金沢弁でいろいろ話したが、新幹線開通後の影響を必ずしも楽観していないようだった。金沢への来訪者は増えるだろうが、ビジネス客の場合、泊まりがけ出張が減って、日帰り出張が増えるだろうというのだ。北陸地方の個人タクシーの運転手さんの同業者組合があるらしく、その集まりで、新潟の運転手さんから、上越新幹線開通後、そうしたことが起きたと言われたのだそうだ。さて、どうなることか。

 

ところで、「冬の金沢」というと、「カニが食べられていいですね」とよく言われる。確かに、「金沢の台所」、近江町市場(おうみちょういちば)では、この時期、カニを売る店が多い。しかし、地元の人は一体どれくらいカニを食べているのだろうか。何せ1杯、数千円以上もするのだ。少なくともわが家ではほとんど全く食べたことがない。もちろん、その分、観光客が散財してくれるのは大歓迎だ(笑)。

 

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私にとって(あるいは地元の人も多くがそうだと思うが)、冬の金沢といえば、寒く陰鬱でコロコロと変わる天気だ。今回も、羽田で飛行機に乗るとき、「現地の天候次第では引き返すことを予めご承知下さい」とのアナウンスがあった。天気はそれほど荒れ模様ではなかったが、小松から金沢に向かうバスの車窓からは、低く垂れ込めた鉛色の空と荒々しく打ち寄せる波が見えた。そして、ときどき冷たい雨や霰(あられ)がたたきつける。何と言っても、これこそが北陸の冬だ。北陸に来た以上、それをちゃんと実感しなければと思い、翌日、海に行くことにした。

 

(次回に続く)


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